「おはよう、ジョージにフレッド。」


大広間へ行く途中に2人に会ってので一緒に向かうことにする。
彼らと話すのは本当に楽しい。今日も汽車の中と変わりなく、悪戯の話をしている。

途中でゴーストに会って挨拶をすると私が誰なのかを分かっているらしく、久しぶりだな。 と声をかけてくれるゴーストもいた。 また、良い友を見つけたな。 と2人を見て言ってくるので、苦笑してしまう。



大広間に着いて席に着く。席に座ると、ジョージが時間割の紙を渡してくれた。
3人で朝食をとりながら他愛のない話をしていると、大広間の入り口が何だか騒がしくなった。
何だろうと3人で顔を見合わせ行ってみることにする。



「おや、吸魂鬼にやられたポッターじゃないか?」


どうやら話の中心はハリーらしい。そして賞賛されるような話では無いことも分かる。
フレッドが「懲りないな、あいつも。あれだけしかできない能なしか?」 と悪態をついている。


「2人は知っているの?ハリーに何か言ってる子のことを。」
「知ってるもなにも、学校のほとんどが知ってるさ。あいつの親が有名だからな。」
「親?」
「ルシウス・マルフォイ。 んで、あいつはその息子のドラコ・マルフォイさ。」


「何かと言えばハリーにいちゃもんをつけるんだ。」 ジョージも嫌そうに説明してくれた。

そうか、あの子がルシウスさんの息子か。
そう言われてみれば彼にどことなく似ているところがある。


「うぅー!!」
「きゃはは!ドラコ、そっくり!!」


吸魂鬼にやられたハリーのまねをしてからかっている。 
汽車の中に現れたと聞いたけど、ハリーは大丈夫だったのだろうか。

それにしても、やはりこういう人はどの時代にもいるという嬉しくない事実が分かった。
私はハリーを救うべく、フレッドの食べていたフルーツをフォークで刺してハリー方に歩いていく。



「ハリー!!おはよう!」
「あ、!」


少し離れたところで名前を呼ぶとハリーは気付いてくれて、こちらを見て手を振ってくれる。
そこに駆け寄ってハーマイオニーとロンにも挨拶をする。


「あ、ハリー、口開けて?」
「え、うん。」


ハリーは素直に口を開けてくれる。その口の中に先程フレッドが食べていたフルーツを入れた。
「おいしい?」 と聞くと、こくこくと頷いてくれた。


「こんな所で止まってないで、早く食べましょう?こんなに美味しいフルーツもあるんだから。」


ぽかんとしてこちらを見ているルシウスさんの息子をよそに私はハリー達を席へと連れて行く。
その時にからかっていた彼らの方を向いて、一応挨拶をしておく。


「おはよう。私は留学生の。あなたは?」
「ぼ、僕はドラコ・マルフォイ。」
「そう。一年間だけど、よろしくね?」


笑ってそう答えてハリー達が待っている席へと戻った。



「ハリー、そんなにいらいらするなよ。あいつらなんかクィディッチで蹴散らしてやろうぜ。」


フレッドがそう言ってハリーを励ます。 私はその競技の名前を聞いて懐かしいと思わずにはいられなかった。 いつもジェームズとスニッチを取る練習をしていたのだ。ジェームズは上手くてなかなか勝てなかったが、それでも面白くて何回もやった覚えがある。


「ハリーって、どこをしているの?」
「ハリーはシーカーよ、。」


私が尋ねるとハーマイオニーが答えてくれた。ハーマイオニーは自分の時間割を見て嬉しそうにしている。 時間が重なっているところを見ると、どうやらあれを使うようだ。 勉強が好きなのが分かる。

ハリーもシーカーなのか。ジェームズがいたらさぞかし喜ぶだろうな。 楽しそうにスニッチを追いかけているジェームズの顔が思い起こされる。私はハリーに練習を見に行っても良いかと尋ねた。


「うん!見に来て良いよ。」 


嬉しそうに頷かれて私も笑顔で感謝する。 フレッドとジョージもチームのようで、私が見に行くのを聞くと嬉しそうな顔をしてくれた。


それから話を少ししていると、ハリーが時間を見て 「そろそろ行かない?」 と言った。


「あ、ホントだ。占い学って確か遠いんだっけ?」
「うん、歩いて10分はかかるよ。」
「じゃあ、急がなきゃ!」


慌てて食べて、フレッドとジョージに挨拶を告げてからと占い学のある北塔の頂上を目指す。

Good morning my new friends!

思い出すのは、愛しい彼の姿