ハリーを見送った後、彼のおかげだろう、いつもよりもすんなりと眠る事ができた。
そしてその翌日、朝食前に校長室へと向かおうと私は歩を進める。 決意をもう1度、誓うために。
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「おはようございます、ダンブルドア先生。」
「おはよう、調子はどうかの?」
昨日のことを言ってくれているのだろう、先生は私の顔を見て頭を撫でて尋ねてきた。
瞼の腫れはやっぱり隠せなくて、少しだけ苦笑しながら先生は私のおじいちゃんが昔そうしてくれたように、目じりをゆるりと撫でてくれた。
「すみません、先生。昨日は・・・」
「良いのじゃよ。たまにはこうしてここに来るといい。」
私が全てを言う前に先生はそう言葉をかけてくれる。先生の心遣いはいつでも温かく心に染みる。
先生のそんな言葉に、謝罪の言葉ではなく「 ありがとうございます、先生。」と言葉を変えて、私は昨日の出来事を、そして決意を先生に伝えるために、さらに続けた。
「昨日、ハリーが部屋に来てくれました。」
「ほう、何故ハリーは来たのじゃ?」
「 私の顔が辛そうだからって。」
あの時は本当に吃驚した。 誰も見ていないと思っていたのに。
ハリーは私を奮い立たせてくれた。
昔の彼らと同じように、私を底から助けてくれた。
私の大好きな彼らのあの目と一緒で、純粋な、
「 ハリーはまぎれもなく、彼らの子ですね。」
「そう、見えたかの。」
「はい、彼らが微笑んでハリーを守っているように見えました。」
泣かない、なんて無理かも知れない。
彼が側にいない、彼が私の隣で嬉しそうに笑っているその姿が見られない世界なんて、耐えられるわけがないから。
これは私のエゴなのだろう。 でも、それでも私は
「先生、」
「何じゃ、?」
それでも私は、 彼を助けたい。
「私は、シリウスを底から助けます。 彼が私をそうしてくれたように。」
「 それでこそ、じゃよ。 頑張るのじゃ、わしはを信じておるよ。」
「はい。」
「きっと、シリウスも信じておる。」
「っ! はい。」
私は笑顔で大広間へと向かった。