「ごめん、天。少し、足を貸して、くれる?」
「へ?お、おいっ、?」


のそんな声を聞いてからどんくらい経ったか分からねぇが、そんなに経ってねえ気もするし、すげぇ経った気もする。放課後になっていつも通りにアホサイユに来たのは良いけど、まさか、が俺様の、


「(俺様の、足の上で、寝てる・・・)」


俺様の肌に、直にの体温が伝わってきてが俺様の膝の上で寝ているのを再認識させる。それを意識するだけで、何でか分かんねえけど、何か、顔の周りが熱くなっていくのが、分かって、だな。(ああもう、どうしちまったんだよ俺様!)


「( ・・・そういえば、の髪って、)」


顔が熱くなるのを抑えようと他の事に目を向けようとしたら、の髪がふと目に入っちまって。まるで吸い寄せられるようにカルラの髪の毛へと視線を止めたままになった。そうしたら、何だか急にその柔らかそうな髪に触れたくなっちまって、気が付いた時には、


「  やっぱり、( 柔ら、けぇ)」


触れるのが初めてって訳じゃねえけど、それでも思わされるの髪の柔らかさ。指通りが良くって、俺様の手が何回、違う場所を通っても、進めようとする指を止める絡まりは一度だってなかった。その柔らけえ髪の毛を何度か撫でていると、そういえば、俺様の髪を柔らけえってが言ってた事をふと思い出す。けど俺様はの髪の方が俺の何倍も柔らけえと思うけどな、なんて考えていたんだが、やっぱり行き着くのはの気持ちよさそうに寝てやがる、その顔だった。


「(・・・、)」


気持ちよさそうに寝ている顔を見られるのも嬉しい、けど、起きていつもみてえに俺様の目を見て欲しいとも、思っちまって。けどやっぱり、がこれだけ気持ちよさそうに、俺様の膝で、寝ているのを起こしちまうなんてそんな事、俺様にはできねえ。  だから、


「   寝てるのも良いけど、起きたら俺様の目を見て、」


「俺様の名前を呼ぶんだぞ、」 そう言って、俺様はもう一度だけ、のその髪をふわりと一撫でして、起きたら一番に俺様の目を見てくれるように、その顔をじっと眺めている事にした。

ゆるりと揺れる柔らかい君の髪

ね、ねえ、やっくん?すっごく、すっごーく入りにくい気がしない?   むむー、天ちゃん、とっても嬉しそうに笑ってますなあ?  ?お前ら、何で中に入らない?  わ、わ!あ、なんだチィちゃんか。いやそれがさ、中見てよ、アレ。マジマジドマジに入りにくくない?天ちゃんってばあんな顔しちゃって。