瑞希がバカサイユに足を踏み入れた途端、パン!と何かの鳴る音がして、手を見ると何か長細い紙のような物が落ちてきた。それから前を見ると、B6のメンバーとがクラッカーを持って楽しそうに笑っている姿が目に入る。
「はっぴー・・・・誕生日?」
今まで寝ていたのであろう、髪の寝癖を触りながらゆっくりと呟いた。すると、そんな瑞希に悟郎が思いっきり抱きついてくる。「もう!今日は瑞希のバースデイでしょ!」 と言って瑞希をソファのセンターの位置に連れて行く。
「というわけで、瑞希バースデー会のはっじまりー!!」
悟郎のかけ声で、瑞希の誕生日会が始まる。テーブルには豪華な料理に、ケーキ。もちろん、トゲー用の物も用意されている。瑞希が座っているテーブルの上には赤いリボンが巻かれている箱が置いてあった。
「?」
「開けてみろって!トゲーのもちゃんと入ってるぜ!」
「うん、」
一に言われて、リボンをといて箱を開けてみる。そこには真っ白のティーカップセットが入っていた。綺麗なフォルムに混じりけのない白。瑞希の肩にいるトゲーもとても嬉しそうに鳴いている。
「ありがとう、みんな。僕も、トゲーも、嬉しい。」
「あったり前だロォ?オレ様も選んでやったンだからなァ!」
「俺も、選んだ。」
このティーカップセットは少々不安ではあったのだけれど清春と瞬、そしてと行かせたのだが、意外なほどにも早く決まった。清春も瞬も誕生日とあってか大人しくの後に付いていき、助言をしながら買い物をしていたのだから、その光景はとても面白かったのだろう。
「さあ、存分に食べろ!全て special な料理だ!」
待ってました、と言わんばかりに目の前にある料理にかぶりつく。目の前の料理がきらめいているように見えた。
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そこからというものの、誕生日会ではなかったのか、というほどのはしゃぎよう。ベースを使って盛り上げている瞬もいれば、それに合わせて歌う翼、祝うことをそっちのけで目の前にある料理を食べ尽くそうとしている一に、その横でスイーツを美味しそうにほおばっている悟郎、それらを楽しそうにカメラで撮っている清春。それぞれが楽しんでいる中、瑞希の右隣に座っていたが瑞希に話しかけた。
「そのティーカップセット、気に入ってくれた?」
「・・・・も、選んだの?」
「うん、トゲーと同じ色って素敵じゃないかな、っと思って。瑞希も好きでしょう?」
自分の好きな色を覚えておいてくれたことや、トゲーのことも考えてくれたことが嬉しくって、つい抱きしめそうになる。けれど、ここでこんな事をしてはそれこそバカサイユの中が悲惨なことになってしまう。
「うん、とても素敵。ありがとう、。」
「どういたしまして。お誕生日おめでとう、瑞希。」
瑞希の大好きな笑顔で嬉しい言葉を囁いてくれたものだから、こらえきれなくなって彼女の手を取ってその白い肌にキスを落として言葉を発した。(今日くらい、抜け駆けしても、構わないよね。)
「、僕のお願い事、もう1つだけ聞いてくれる?」
「今日は瑞希の誕生日よ?何でも言ってみて?」
「あのね、 僕をお嫁さんにしてくれる?」