・・・お前ら、書記やら会計にも聞いて回ってただろい。あいつらが俺に聞いた方が早いって?・・・面倒な事押しつけやがって。ああ、あー、分かった、分かったから落ち着けよい。日常話でもすりゃ良いのか?
・・・あー、休日も平日も変わらねェよい。一体どこにそんな仕事があったんだってくらいに仕事ばっかしてるからな。生徒会長の鏡と言ったら聞こえは良いが、俺から言わせれば、ただの仕事馬鹿だよい。一度仕事にかかると飯は最小限しか食わねェし、睡眠も然りだ。まあ、案の定、それが原因でぶっ倒れる訳だが・・・それでも懲りずに加減をしねェままに仕事に打ち込むんだから本当に困った馬鹿だよい、生徒会長様は。
・・・あいつの良い所?・・・・・・あァ、ピアノの腕だな。昔から通ってたのもあるが、小せェ時よりも弾き方が変わったのもあるな。小せェ頃は、楽譜の記号だけを睨み付けて弾いてたからな。・・・ん?今か?今は・・・俺は好きだよい、今のあいつの弾き方。・・・まァ、今でも堅苦しい曲は苦手みてェだが。
他に?あー、お前らも普段のあいつ見てたら分かるかと思うが、真面目だよい、あいつは。任されて、自分が承諾した仕事は完璧にこなすからな。あー、後、自分の事には鈍い事この上ねェが、人に気を配る事に関しては誰よりも行き届いてるよい。・・・まあ、あいつの事には俺達が気を配ってりゃ良いだけの話だが。
次は困ったとこだァ? さっきも言ったが、仕事馬鹿をどうにかしてもらいてェものだな。毎度倒れられたら、こっちの身が持たねェよい。無理してると自分で分かってて、それでも周りに隠してやろうとするからな。おまけに倒れたっつうのに、仕事しないと落ち着かねェとか言ってあの馬鹿学校に向かいやがった時もあったよい。・・・まァ、しかるべき反省はさせたよい。
それだけあれば、もう十分記事になるだろい。ほら出てった出てった。・・・ん?最後に俺にとってのあいつを聞かせろ?・・・そんな事、
「あいつ自身以外には言ってやるつもりはねェよい。」