「ふふ、 マルコ、さん」
とろりとした瞳で、その頬を赤らめて、愛しいその声で俺の名前を震わせるの姿を他の奴に見られたくねェ独占欲に似たそれを覚えると同時に理性までもが暴走を始めちまったもんだから、宴の最中にもかかわらず、気付いた時にはその顔を仲間達に見せねェようにとを自分の腕の中に閉じ込めてしまった後であって。
「 (あー、)」
やってしまった、なんて思いながらもその腕を外せないままのその緩みきっちまった顔を眺めていれば、聞こえてきたのは推測立てるまでもねェ、過保護すぎるこいつの隊長の声であって。
「なっ、ま、マルコっ!!お前ェはまたを手籠めにっ!!?」
「・・・昔も今もそんな事してねェしこれからもする気はねェよい。(手籠めって、お前ェ。)」
酔っているからかどうかは分からねェが、を抱き込んでいる俺を見たエースはひどく動揺しながらとんでもねェ言葉を放ってきて。そんなエースのそれに呆れながらも言葉を返していれば「 マルコ、さん、」 なんて舌足らずなその声で俺の名を呼んで俺の胸元へと擦り寄ってくるが目に入って、思わず口元を緩めてしまう。
「 一緒に寝るか、?」
「 な、ななな何つー事を訊いてんだマルコっ!!!」
の耳元でそんな言葉を囁けば、目の前で今にも俺とを引き離すんじゃないかというような姿勢でに手を伸ばしかけていてエースのその腕は俺のその言葉を聞いた途端面白いくれェに固まっちまって。もちろん、俺とエースが思い描いていたの解答は相反するモンであるんだが、どっちが正解だなんて、 そりゃあ、
「ふふ、マルコさんと、いっしょに、」
「っ!!!?!?」
「寝て、くれるんですか?」 甘ったるいその声でそんな事を言われちまえば、何とか抑えていた本能的なその欲が表に出てしまうのも至極当然な事だと俺は思うわけだが、お前はどう思う?なァ、?
「 良い夢見させてやるよい。」
抱き込んでいたを抱きかかえる格好へとした俺は緩んだ口元をそのままに再度耳元でそんな事を囁きながら、完全に固まっちまったエースを、盛り上がっている連中の中をすり抜けて歩を進めるのだった。
向かう先は、もちろん、 俺の、
隠せない下心
っ、じょ、ジョズっ!!(じたばった) ??どうした、エース?酒ならまだ・・・ そ、そんなことよりっ、 ま、マルコにがっ、く、喰われっ!!!(ぶわっ) ・・・とりあえず、落ち着けエース。 ほら、水を飲め。(マルコも見せびらかすような事をしなくても良いだろうに、)
title by 赤小灰蝶 / 隠せない下心