クリスマスというイベントをロビンに説明してもらったルフィ達は早速街へとそれ用の靴下を買いに行ったらしい。そのイベント用の料理もあるようでレシピを貰ってきて早速作り始めたサンジの横で、ブルックとチョッパーとフランキーと一緒にそのイベントに必要不可欠らしいクリスマスツリーとやらに飾りつけをしていた。
「それにしても、スーパーなイベントがあるモンだな。」
「俺、こんなイベント初めて見たぞ!」
「私、そのイベント用の音楽も聴いてきました。とても素敵だったので、つい一緒になって弾いてしまいました!」
「音楽までイベント用が?後から聴かせてくれるかい?」
「ヨホホ!ええ、喜んで!」
そんな会話をしながら、オーナメントをその木へと吊していく。先程の状態とはまた違って鮮やかに彩られたその木からも分かるように、とても賑やかなイベントのようで。先程、街を見て回ったけれど、赤と緑を基調とした色々なものが視界いっぱいに広がってきて、街をあげてのイベントだという事がすぐに分かった。買い出しに行ったルフィとウソップもそれで遅くなっているのだろうかと思っていたら、
「 ・・・なかった、」
「ルフィ、お帰り・・・って、どうした?そんな顔をして、」
あの出かけていった様子から帰ってくる時も楽しそうな笑みを浮かべていると思っていたのに、ドアも静かに開いて、さらにはひどくテンションを落としながら戻ってきたルフィに思わず驚いてしまって。なかったと言葉を紡いでいたけれど、そういえば、持っているはずの靴下がどこにも見当たらない、
「ルフィ、 靴下は?」
「自分が欲しいサイズが無かったんだと、ほら、俺はちゃんと人数分買ってきたぞ!」
「あ、お帰りウソップ。 で、サイズがなかったって・・・?」
落ち込んでいるルフィの側をめいいっぱいの靴下を抱えて戻ってきたのはウソップで。笑いながらルフィの落ち込んでいる理由を話してくれるウソップに思わず聞き返してしまいながら椅子に腰を落としているルフィの姿を見やって、
「ルフィ、一体何を頼もうとしていたんだ?」
「 、」
「うん?どうした、ルフィ?」
「 を頼もうとしてたのに・・・」
「・・・は?」
「ぶほっ、な、何言い出すんだてめェッ!!」
てっきり彼に呼ばれたと思って返事をしたのに、どうやら彼は俺の質問に答えていたようで。・・・というか、俺、を頼もうとした?「・・・でけェ靴下、ねェんだってよ。」 彼の言葉に理解が至らないまま、けれどルフィは続けざまにそんな言葉を紡いできて、
「・・・ルフィ?クリスマスプレゼントというと、自分の欲しいものを頼むという話だった気がするが、」
「??あァ、知ってるぞ? だから俺、サンタにが欲しいって頼もうと思ったのによォ、」
「靴下ねェと、頼んだらいけねェのか?」 そう言って俺の方へとその顔を向けてくるルフィに、驚いたままでその瞳を見つめてしまう。彼に限ってそれが冗談とかいう事はありえないだろうし、たぶん俺をプレゼントで欲しいと本気で思っているのだろう。恥ずかしいやらでも嬉しいやらで、何ともおかしな顔をしていたのだろう、「ん?、どうしたんだ?」なんて俺の様子に変化を感じ取ったルフィが俺の顔をのぞき込んできて、
「あ、ああ、何でもないよ。それより、俺で良かったら、靴下がなくともいつでもあげるが・・・」
「って、お前も何言ってんだよ、!!」
「 っ、本当か、っ!!」
「じゃあ、今もらっても良いのか!?」 先程までも落ち込みようはどこへやら。俺の言葉にキラキラと顔を輝かせてこちらを見てくるルフィに、何だかこっちまで嬉しくなってきてしまって思わず顔を緩めてしまいながらその言葉に頷いて、ツリーの飾り付けを続けていると、後ろから衝撃をくらってしまって、
「 ルフィ?」
「今もらっても良いんだろ?」
「俺、今をもらいてェ。」 今にも俺の口へと急襲してしまいそうな勢いで寄ってきて、急にその瞳に深い色が見えたから、(・・・普段、見せないその色だから、不覚にもゾクリと身体を震わせてしまうのは、)