「っ!!(お、起こしちまったかっ!?)」
そっと、そーっと、身体を揺らさず、足音すらも極力立てないようにゆっくりと廊下を歩いているのは、この船の、白ひげ海賊団の2番隊隊長を任されている、エースであって。そしてそんな彼の背中には、彼の直属の部下であるの身体がそこには乗っていた。
「 ん、」
「・・・、??」
酒に強いが、珍しく酒に酔ってしまったのはつい先程で、そんなへべれけになって辺り構わずその場で、・・・自分の腕の中で、寝てしまったをエースが背へと乗せて食堂を出たのも、つい先程の事だった。
「・・・」
「(ね、寝言、か?)」
の声が耳元で聞こえる度に、身体を揺らさず歩いていた意味がないと思わざるを得ないくらいに身体をびくっと震わせながら、エースはその寝顔のある方へと振り返る。けれど、案の定のその声は寝言の一種であって、エースは深く一息を付いてからまた歩を進め始めた。
目指すその場所は、いつもならすぐに着くはずであるのに、中々足が進まない。それは、のその声にエースが幾度となく同じ行為を繰り返している所為もあるが、その声にわざわざ一回一回反応してしまうのは、
「(・・・俺に、俺の背中に、が、)」
先程からぶつぶつと、そんな小さな声が廊下へと木霊していた。たまに、こうやって彼を背負う事はあるにはあるのだ。どこか抜けているところがあるが怪我をした時とか、彼が甲板で眠ってしまった時とか。こうやって背負うのは初めてではないのに、何故だか妙に心臓がうるさく騒ぐ所為でを起こしてしまうのではないかと心配してしまうのは、たぶん、が、自分の腕の中へと飛び込んできて、
「(・・・言いたい事だけ言って、眠りやがって、)」
最後に呟かれたの言葉が何度も脳内で繰り返し響き渡る。そんな言葉に動揺に動揺を重ねていて、妙に敏感になっているエースは、自分の耳にさえ、自らの鼓動が聞こえているような気がしてならなくて、その心音がの方にすら聞こえているのではないかと、
「 えー、す、 たいちょ、」
「っ! お、う・・・?」
「 ふふ、 おれ、たいちょう、が、」
またびくりと面白いくらいに跳ね上がったエースを知ってか知らずか、のそれは、またもや寝言だったらしい。最後まで言葉を紡がないままに、次にエースの耳へと入ってきたのは、穏やかな寝息で。
「(な、何を言おうとしたんだよっ!?)」
そんなの声も、寝息ももちろん聞き逃す事のなかったエースは、心の中で声を大にしつつそんな言葉を放ちながら、ぎこちない足取りのまま、の部屋へと再び歩を進めた。(「・・・俺だって、俺だって、お前の、事が、」)
響いた足音
「・・・何やってんだい、あの阿呆は。」 「・・・いや、うん、可愛いじゃないですか、あんなエース隊長も。(出場亀なんてするもんじゃないな・・・うん。)」
引っ越し記念に空ちゃんへ! リクエストありがとうございました!!
エース男主という事でリクエストをいただいたのですが・・・こ、こんなんで良かったのでしょうかっ!? いつぞやに空ちゃんが「 酔いつぶれる」やら「どうしようもない温かさ」のエースが好きだぜ!と言ってくださっておったので、あんな感じのへたれっぽいエースを目指しながら、 書いたのですが・・・そんなエースになっておるのか甚だ疑問が残ってしまう文章になってしまいましたっ。も、申し訳ないですっ!!
す、少しでも楽しんでいただければこれ幸いですが、い、いくらでも書き直しますので、気に入らなかったら遠慮無しに言ってやってくださいませ!喜んで書き直しますのでっ!!
エース男主という事でリクエストをいただいたのですが・・・こ、こんなんで良かったのでしょうかっ!? いつぞやに空ちゃんが「 酔いつぶれる」やら「どうしようもない温かさ」のエースが好きだぜ!と言ってくださっておったので、あんな感じのへたれっぽいエースを目指しながら、 書いたのですが・・・そんなエースになっておるのか甚だ疑問が残ってしまう文章になってしまいましたっ。も、申し訳ないですっ!!
す、少しでも楽しんでいただければこれ幸いですが、い、いくらでも書き直しますので、気に入らなかったら遠慮無しに言ってやってくださいませ!喜んで書き直しますのでっ!!